パソコンを使った情報支援
話者(教員)の音声を情報保障者(文字通訳者や要約筆記者)がパソコンに打ち込み文字にすることです。
日本各地の大学や講演会などで、手話通訳、ノートテイクに加えてパソコンを使った文字通訳や要約が採用
されはじめています。
従来の手書きによるノートテイクに比べて、提供できる情報量が多く、利用者のニーズに応じて話しことばの
大半を文字化することができるのが主な特徴です。
ただし、パソコンは電源や機器の準備が必要で、図やグラフなどを表すことはできません。手書きのノートテ
イクは、紙とペンがあればどこでも誰でも行うことができるという利点もあります。
パソコンの入力方法と特徴
▶PC1人入力
話し言葉の4~5割の情報量を打ち込むことができる。読みやすさに配慮した要約提示。PC操作の技術が
必要。長時間の場合は交代で行う。
▶PC2人入力
話しことばの8割以上の情報量を確保できる。「ケバ(えー、など無機能語)を除くことで」、ほぼ全文の情報
量が提示可能。PC操作と連携入力の技術、2名以上の人員確保が必要。